「総合病院の病棟勤務3年⇒訪問看護」に転職して新しい挑戦をしてみたい場合

総合病院での病棟で3年間医療技術の経験を積んでいるので、病棟の看護師よりも役割が重大な訪問看護も十分やっていけるでしょう。
 訪問看護は1人で訪問し、自分ひとりで在宅の患者の看護を行うことになりますので、自分の持っている技術や知識が重要になります。
 医師やケアマネージャー、ヘルパー等とチームを組み連携して訪問看護を行うので、スタッフ間のコミュニケーション能力も必要です。

 

 患者訪問時に状態が悪化しているときは主治医に連絡し判断を仰ぐこともあしますし、予定していたケアができないこともあります。
 病棟のように医療器具がなんでも揃っているわけではないので、家にあるものや持参したものの中から工夫してケアや処置をする臨機応変さも求められます。入浴なども病棟の大きい風呂場と違い、各家庭の浴槽や風呂場で安全にかつテキパキとこなさなければなりません。
 訪問時間も30分や1時間と看護サービスの時間単位が決まっており、患者の容態を確認しながら限られた空間と時間の中で、要領よく且つ安全に配慮して動く必要があり、やはり病棟経験がある程度ないと務まらない分野です。
 また、各家庭へ訪問して行うので、気を使うことはもちろんですが家族への配慮なども必要になります。

 

 大体の一日の流れは、ミーティングをして訪問を半日で2〜3件程、ステーションに戻って報告、午後の訪問2〜3件程、ステーションに戻って報告、看護記録作成、使用物品の整理消毒などです。平日に昼間を中心とした勤務が組まれているので、土日が休みの訪問看護ステーションがほとんどです。
 患者1人1人に関わり、やりがいを感じられる職場でもあり、土日休み夜勤なし等プライベートとの両立も無理なくこなすことが出来るので家庭との両立、無理なく仕事がしたいと考える人に最適な職場でもあります。

 

 しかし、夜間のオンコールの当番が回ってきますので、その場合は自宅で待機することになります。入浴中であろうと食事中であろうと、電話が鳴れば必ず対応します。現場の声として、電話対応の難しさを上げている人もいます。相手が要領よく話してくれれば良いのですが的を得ない話であったり、時には家まで訪問することもあります。
 当然ですが患者のカルテはステーションからは持ち出し禁止ですので、前もってコールがありそうな患者の情報を中心に頭の中に入れておきます。コールの内容は千差万別ですので、薬のこと、病気のこと、不安な気持ちのこと等どんな内容の相談でもうまく対応していかなければなりません。
 転職先には、勤務体制、雇用条件、求められるスキルなどを確認し、幅広く情報を集めていきましょう。実際に働いている看護師に話を聞いたり、仕事内容についても質問するとさらに情報が確実なものになります。夜間のオンコールの当番の頻度や各家庭への移動手段、残業のことなども面接時に確認しておきましょう。