「総合病院の病棟勤務3年⇒大学病院の病棟」に転職を考えている場合

大学病院は研修や勉強会、学会など一般病院より頻繁にあり知識獲得の環境が比較的整っています。新しい技術の実践や新しい知識の刷新がタイムリーに行われていますし、教育体制が充実している、勉強が出来る場所であるといったイメージ等がまず挙げられます。
 事実、大学病院の病棟は、最先端の看護の技術の実践が行える場所でもありますし、最先端の医療に接しそれに沿った看護を常に実践し試す事ができる環境が揃っている病院が多いといえます。 
 大学病院の病棟は、治療困難な患者、一般では入院を断られる患者も多いところです。
 珍しい疾病や看護についての知識を増やし、深めていきたい方には最適な環境です。

 

 しかし、その最先端の技術に触れ、その知識を増やし看護の技術を確かなものにするための制度が整っている代表である大学病院も、勤務する上で全て理想的であるとは言えない現実もあります。
 大学病院でプロフェッショナリズムの高さを期待し、自分のスキルアップのためにと転職したとしても、希望する配属になれるとも限りませんし、現実の看護に期待はずれだった、という場合もあります。その場合は期待が高ければ高いほど、あなたの落胆は相当なものになります。

 

 そして、現実問題として知ってかねばならない点は、看護の知識や技術を確かなものにするための、教育体制が看護師のハードワークを招いている面があるということです。
 もちろん大学病院もその病院ごとに異なる管理体制ですので、すべての病院や病棟が一律にそうだとは言えませんが、大抵の研修会への参加は強制が多く、参加させられることへの苦痛や、長時間勤務の積み重なる疲労等が代表的なハードワークの問題としてあげられます。
 大学病院は超過勤務の上限があるため残業はサービス残業が殆どになる現実などはあまり知られていません。こういった激務に対して給料が低いといえます。
 また大学病院という特徴から、治療困難な患者が多く、亡くなられる方や病気に苦しみ続ける方も多く、精神的負担も大きいものです。

 

 転職してみて、実際働いてみたけれど思っていたのと違った、という場合は大学病院に限らずよく聞かれることですが、大学病院はお試しで働くことが出来るインターンシップ制度を取り入れている病院も少数ですがあります。

 

 インターネットやパンフレット、面接からだけではわからない現場の情報を確認でき、取り入れられる絶好のチャンスですので、希望する大学病院にインターンシップ制度があるかどうかは必ず確認しましょう。
面接や、説明だけでは読み取れない、現場の雰囲気を直に確認できる貴重なチャンスです。取り入れている病院であれば是非その制度を利用しましょう。